遠く、近く
先日、セラピストの方々に研修をさせていただく機会に恵まれました。
拝みではなく、リフレクソロジストとして接客と技術についてお伝えした時のお話です。
足の甲をクリームを使ってトリートメントをしている折に、施術をしている部位ではなく、
視線を遠く、クライアントの顔の方に向けてください、とお伝えしました。
それまで指先に力が入ってしまっていたものがいい具合に抜け、クライアントにより心地よく感じていただけるようになりました。
同じことは、心の在り方についても言えるかもしれません。
近くばかりを見ていると入ってしまう力。
遠くへ視線を移すと抜ける力。
近い未来を見据えた時に考えや動きに力が入り固まってしまうならば、
1度遠い未来へ想いを馳せて見るのも、手なのかもしれません。
住吉大社、本殿の外
住吉大社は、第一〜第四本宮以外にも、境内外に多くの摂末社があります。
ちなみに、住吉大社では、
摂社は、
住吉の祭神とゆかりの深い神社です
末社は、
住吉と関係ある神社や、崇敬している人が境内に招いた神社、その他の社のことです
と説明されています。
末社のひとつである浅澤社へは、住吉大社の鳥居を出て参拝に向かいます。
芸能美容・婦人守護を御神徳とする浅澤社の御祭神は、厳島神社の御祭神の一柱と同じ、市杵島姫命。
弁財天・弁才天と同一視される市杵島姫命は、川や海のそばにお祀りされていることが、よくあります。
こちらも浅澤沼にあり、杜若の名所として知られているそうです。
住吉大社の石舞台。
厳島神社の高舞台、四天王寺の石舞台と合わせて「日本三舞台」とのこと。
こちらでは、実際にお能が上演されることもあります。
このように、本殿以外にもご案内したい摂末社、見所のある住吉大社。
11/12の住吉大社のツアーでは、浅澤社等の境外末社もご案内いたします。
ご興味のある方は、以下をご覧ください。
https://www.hanbang-life.com/product/sanpaitour/
新しい風景(生根神社・大阪市西成区)
先日、「住吉大社畧記」を読んでいて気になった記述。
それは、摂社である大海(だいかい)神社について書かれた文章のなかにありました。
(一方の潮干珠は、堺市にある宿院頓宮の、飯匙堀というところに埋められたと言われています)
(スーパー玉出発祥の地、と書けば伝わりやすいかもしれません)
この玉出には生根神社という社があるのですが、同名の社が住吉区にもあります。
もともと蛭児神を祀っていたという伝承もある、西成区の生根神社(西宮神社の御神体が流れ着き、それをお祀りしていたそう)。
かつて住吉大社の摂社であった住吉区の生根神社から勧請して建てられたのだそうです。
その時、少彦名の神様は「玉出」という地名と共に、この地へいらっしゃったのかもしれません。
地名に隠された物語は、いつも新しい風景を見せてくれます。