「未だかつて邪は正に勝たず」
大阪府神社庁の今月の言葉が(そういうタイトルではないですが)、菅原道真公のこの言葉でした。
紙には、「菅家後草」とありましたが、「デジタル大辞泉」には以下のような項目で記載されています。
かんけこうしゅう〔クワンケコウシフ〕【菅家後集】
平安中期の漢詩集。1巻。菅原道真著。延喜3年(903)までに成立。正式の書名は「西府新詩」。大宰府へ流されてから作った詩46編を収録。道真が死の直前に紀長谷雄(きのはせお)に贈ったもの。菅家後草。
https://kotobank.jp/word/菅家後集-469618
いつ書かれたのか、を知った時、
最初は「 不遇の時代にあってなおそう言えたのか」と思いました。
しかし今改めて考えると、「この言葉を拠り所として、『いつか』を待っていたのか」という気がします。
未だかつて邪は正に勝たず。
破邪顕正の世であるように。
そして同時に、自らの行いを省みることができますように。