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祈り、道標となるもの

七猿歌と庚申堂(大阪)

 万灯供養で四天王寺を訪れる前に、庚申堂に参拝しました。

 

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 庚申堂は各地にありますが、日本最初の庚申尊出現の地、とのこと。

 ご本尊は青面金剛童子。

 

 堂守さんがとても親切な方で、授与されているお守りについても詳しく教えてくださいました。

 

 青面金剛童子の眷属である五帝夜叉(守り)のお話。

 さるぼぼを模したご縁守りに書かれている説明は、元は比叡山のお坊さんが詠んだ歌に由来するというお話。

 

 先日日吉大社にお参りしていたこともあって神猿のことが頭をよぎり、気になったので調べました。

 

 おそらく、「歌」と言うのは七猿歌を指し、詠んだのは慈恵大師良源(元三大師とも呼ばれ、おみくじの創始者とも言われています。角大師の逸話も有名)。

 

 七猿歌は日吉の神様に捧げた願文で、神使の猿にちなんで「さる」を散りばめて作られた処世訓。

 

 その内容は、以下の通りです。

 

1.つらつらと うき世の中を 思うには

まじらざるこそ まさるなりけれ

2.見聞かでも いわでも かなわざるものを

うき世の中にも まじるならいは

3.つれもなく いとわざるこそ うかりけれ

定めなき世を 夢と見ながら

4.何事も 見ればこそげに むつかしや

見ざるにまさる ことはあらじな

5.きけばこそ 望みもおこれ はらもたて

聞かざるぞけに まさるなりけり

6.こころには なにわのことを 思うとも

人のあしきには いわざるぞよき

7.見ず聞かず いわざる三つの さるよりも

思わざるこそ まさるなりけり

 

参考:日吉大社ホームページ

http://hiyoshitaisha.jp/sarutoshi/

 

 日光東照宮の有名なお猿さんも、こちらを元にしているとのこと。

 

 実行するにはなかなか難しいことばかりですが、頭の片隅に置いておくのは悪くない、かもしれません。