Navigare necesse est.

祈り、道標となるもの

麻紐を編む

 ご依頼をいただき、また精麻にふれる機会が増えています。

 

 精麻の原料は、大麻の茎。

 大麻は「退魔」に通じることから、古来より産着の柄にも使用されてきました。
 現代でも、お祓いの時に使われる幣や神札に、精麻が使用されている例を見ることができます。

 

 麻紐づくりは、

 1枚の精麻をふたつに裂くことからはじめ、

 ねじり、合わせ、ただひたすら編んでいく、という工程。

 

 天然の素材を使用している以上、精麻それぞれに個性があり、

 また等分になるようにと気を遣ってふたつに裂いてみても、

やはりそのひとつひとつが長さも太さも異なる、ということはよくあります。

 

 そういう場合は、他の精麻の繊維を足して調整することもありますが、精麻に「任せる」ことも多いです。

 

 紐の持ち主となる方それぞれに合わせて祈りを込め、編み上げた後。

 目立った繊維を焼いていきます。

 

 「火を入れる」作業がここでひとつ。

 

 そして、ご神水に浸します。

 

「水を加える」作業がここでひとつ。

 

 火と水、そして精麻自体の力をもって、ここに1本の紐が完成します。

 

f:id:akamitori0616:20180602155456j:image